坐骨神経痛・脊柱管狭窄症の症状とは?
坐骨神経痛の症状の現れかたは、人によって様々です。
症状を詳しく説明していきますので、あなたの症状と似たところはないか、照らし合わせてみて下さい。
坐骨神経痛は、臀部(おしり)から脚にかけて通っている坐骨神経が、何らかの原因で圧迫されることにより神経痛が生じている状態です。
症状としては、臀部から太ももの後ろ側にかけて鋭い痛みが起こることが多く、かかとや足の裏まで痛みの範囲が広がる場合もあります。
症状は、強い痛みとして感じるだけでなく、ビリビリとした痛み・痺れた感じ、感覚がマヒした感じ、違和感がある感じなど、人によってその不快感・強さは様々です。
また、最初に感じていた違和感が徐々に痛みに変わる場合や、ある日突然、太ももの痛みや痺れが現れるケースもあります。
生活の中での坐骨神経痛の症状
・お尻から足にかけて、激しく痛んだことがある
・腰部に痛みが長時間続いたことがある
・重いものを持ち上げると、お尻に痛みを感じることがある
・長時間立ったり、座っていると腰部が痛くなる
・長時間歩くと腰が痛くなる
・寝ている時腰が痛くなり姿勢を変えずにはいられない
・朝起きたとき、腰がひどく痛くなる
・1日の終わりに足がひどく痛くなる
・足が痛くて、足を引きずるようにしないと歩けない(跛行(はこう))
・痛む方の足の血流が悪く、ひどく冷えてる
上記のような症状が坐骨神経痛の特徴的なものです。
坐骨神経痛による「痺れ」の感じ方は人それぞれ?
脚や膝には?
ふくらはぎの痛み、むくみイメージ
神経痛とは主に「しびれ」と思っている方がいますが、その内容は様々で、坐骨神経痛を患っている患者様によって表現が様々です。
私は、坐骨神経痛で悩む方を1日に20~23人ほど診させていただいていますので、たくさんの症例や経験があります。
坐骨神経痛で悩む方の「しびれ」以外の表現を挙げてみますと、
・痛い
・つっぱる(ハリがある)
・じんじんする(じ~んとする)
・熱い・ひやっとする
・ぼんやりする
などの表現があります。中には、太ももの筋肉痛や肉離れなどと思い、1~2週間様子をみても、なんら症状に変化がないので来院される方もいます。
坐骨神経痛とは、症状の状態です。
接骨院・整骨院・整体院などで「坐骨神経痛」だと言われました。という方がいますが、お尻~足にかけて痛みやしびれを伴う症状を「坐骨神経痛」と言うので、それは原因ではありません。
整形外科でレントゲン、MRIを撮って「坐骨神経痛」と言われる方もいらっしゃいますが、たいていの場合、それは原因が分からなかったときに使う言葉です。言い換えるならば、あなたは「足にしびれがあります」と言われているようなものなのです。
坐骨神経痛=足のしびれ
一番大事なのは、坐骨神経痛を引き起こしている原因なのです。それを解決しない限り、根本的な改善にはならないでしょう。