目次
「朝になると起きられない…」それは怠けではありません
- 朝になると体が動かない
- 学校へ行こうとすると気分が悪くなる
- めまいがする
- 立ち上がるとふらつく
- 午前中は頭が働かない
- 午後になると元気になる
- 病院で起立性調節障害と言われた
このようなお悩みを抱えるお子さんや保護者の方が増えています。
大阪府守口市でも、
- 小学生
- 中学生
- 高校生
の起立性調節障害(OD:Orthostatic Dysregulation)のご相談を受ける機会が増えています。
そして実際にお話を伺うと、多くのご家庭に共通している問題があります。
それが、
「朝食を十分に食べられていない」
ということです。
もちろん起立性調節障害の原因は朝食だけではありません。
しかし、
- 栄養状態
- 睡眠
- 姿勢
- 自律神経
- 東洋医学的体質
を総合的に考えると、朝食は非常に重要な役割を持っています。
今回は「起立性調節障害と朝食の重要性」について詳しく解説します。
なぜ起立性調節障害は治らないのか?
多くの場合、
「成長期だから」
「ストレスが原因」
「思春期だから」
と言われることがあります。
確かにこれらも関係しています。
しかし、
それだけで説明できないケースも少なくありません。
朝起きるにはエネルギーが必要
人間の体は寝ている間もエネルギーを使っています。
脳
心臓
呼吸
体温維持
すべてエネルギーが必要です。
つまり、
朝起きる時には体内のエネルギーが不足した状態からスタートします。
朝食を抜くとどうなるか
朝食を抜く
↓
脳のエネルギー不足
↓
血糖値が安定しない
↓
自律神経が乱れる
↓
午前中の不調
という流れが起こりやすくなります。
栄養状態はどうか?
起立性調節障害のお子さんに多いのが、
実は栄養不足です。
食べているようで足りていない
保護者の方は
「ちゃんと食べています」
と言われることがあります。
しかし内容を聞くと、
- パンだけ
- おにぎりだけ
- ジュースだけ
というケースも少なくありません。
特に不足しやすい栄養素
タンパク質
筋肉
神経
ホルモン
の材料になります。
鉄
酸素を運びます。
不足すると
- めまい
- 疲労感
- 集中力低下
が起こりやすくなります。
ビタミンB群
エネルギー産生に必要です。
マグネシウム
神経の安定に関与します。
朝食が持つ役割
朝食は単なる食事ではありません。
体内時計をリセットする重要なスイッチです。
朝食で体が目覚める
朝食を摂ることで
- 血糖値
- ホルモン
- 自律神経
が活動モードへ切り替わります。
睡眠はどうか?
起立性調節障害を考える上で睡眠は欠かせません。
夜更かしが増えている
近年、
- スマホ
- SNS
- 動画視聴
- ゲーム
によって睡眠時間が短くなっています。
睡眠不足で起こること
睡眠不足
↓
自律神経の乱れ
↓
朝起きられない
↓
朝食が食べられない
↓
さらにエネルギー不足
という悪循環になります。
成長ホルモンとの関係
成長ホルモンは主に睡眠中に分泌されます。
成長期のお子さんほど睡眠が重要です。
姿勢はどうか?
意外かもしれませんが、
姿勢も起立性調節障害に関係します。
スマホ首の増加
最近非常に多いのが
ストレートネック
スマホ首
です。
首と自律神経
首周囲には
自律神経に関係する重要な構造があります。
首の筋緊張が続くことで、
自律神経バランスへ影響を与える可能性があります。
呼吸の問題
猫背になると
呼吸が浅くなります。
呼吸が浅い状態は、
交感神経優位になりやすい傾向があります。
東洋医学ではどう考えるか?
東洋医学には起立性調節障害という病名はありません。
しかし、
似た状態を古くから観察していました。
気虚(ききょ)
最も多いタイプです。
気虚の特徴
- 朝起きられない
- 疲れやすい
- やる気が出ない
- 食欲が少ない
エネルギー不足の状態
東洋医学では
「気」が不足していると考えます。
脾虚(ひきょ)
消化吸収機能の低下です。
特徴
- 食欲不振
- 胃腸が弱い
- 朝食が食べられない
朝食との関係
脾は食べたものから気や血を作る働きを担うと考えます。
脾が弱ると、
エネルギーが作れなくなります。
血虚(けっきょ)
栄養不足に近い考え方です。
特徴
- めまい
- 動悸
- 不眠
- 集中力低下
東洋医学の考え方
症状だけを抑えるのではなく、
気・血・水のバランスを整えることを重視します。
当院ではどう評価するか?
やなぎだ鍼灸整骨院では、
起立性調節障害を単なる自律神経の問題とは考えません。
① 問診
まず、
- 朝の状態
- 学校生活
- 睡眠時間
- 食生活
を確認します。
② 朝食内容の確認
特に重視しているポイントです。
例えば
よくある例
パンのみ
ジュースのみ
朝食なし
これでは午前中を支えるエネルギーが不足しやすくなります。
③ 栄養状態の評価
- タンパク質摂取
- 鉄不足傾向
- 偏食
などを確認します。
④ 姿勢分析
- 猫背
- スマホ首
- 呼吸状態
を確認します。
⑤ 東洋医学的評価
- 気虚
- 脾虚
- 血虚
などの体質傾向を確認します。
⑥ 鍼灸施術
体質や状態に合わせて施術を行います。
目的は
- 自律神経バランスの調整
- 睡眠の質向上
- 血流改善
です。
実際によくあるケース
※個人の感想であり施術結果を保証するものではありません。
中学2年生・守口市在住
主訴
- 朝起きられない
- めまい
- 倦怠感
問診では、
- 夜更かし
- 朝食抜き
- 偏食
が確認されました。
また東洋医学的には気虚・脾虚傾向が見られました。
鍼灸施術に加え、
- 朝食改善
- 睡眠習慣の見直し
- 姿勢指導
を実施。
徐々に午前中の活動がしやすくなったとのお声をいただきました。
まとめ|起立性調節障害の改善には朝食が重要
起立性調節障害がなかなか改善しない場合、
自律神経だけでなく、
確認したいポイント
✅ 朝食をしっかり摂れているか
✅ タンパク質は足りているか
✅ 鉄不足はないか
✅ 睡眠は十分か
✅ 姿勢は崩れていないか
✅ 東洋医学的な気虚や脾虚はないか
朝起きられないのは「やる気」の問題ではありません。
体のエネルギー不足や自律神経の乱れが背景にあることがあります。
やなぎだ鍼灸整骨院では、
東洋医学 × 栄養 × 姿勢分析
の視点から、起立性調節障害のお子さん一人ひとりの状態を評価し、根本改善を目指したサポートを行っています。
監修者
柳田直樹/鍼灸師(国家資格)
施術歴24年(令和8年現在)
やなぎだ鍼灸整骨院(大阪府守口市)
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