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ぎっくり腰になったら、これをして下さい。
急激に襲いかかった腰痛の時は、なんとかして少しでも痛みを和らげたいと考えますね。
対処方法としての情報で温めた方がいいのか?冷やした方がいいのか?迷う事がないようにお伝
えします。
激痛の腰痛は温めるか?冷やすか?
急激に襲いかかった腰痛の時は、なんとかして少しでも痛みを和らげたいと考えますね。
対処方法としての情報で温めた方がいいのか?冷やした方がいいのか?迷う事がないようにお伝
えします。
患部を触ってみて、火照っている時や指先の押し圧で痛みがある場合は冷やしましょう。急に痛
み出した場合でも、これからの炎症を抑えるためにも冷やしましょう。
氷嚢がいいですが、ない場合もありますので、ビニール袋に氷を入れてしっかりと口を縛りましょ
う。溶けた水がこぼれないように、もう一重ビニール袋を重ねて下さい。その氷嚢を直接痛みの
部分に当てましょう。
冷却パックでもいいですが、ガーゼか布地でくるんでから、腰の痛みの部分に当てましょう。
冷やす目安は20分間です。当て始めの5分間はとても痛い感覚になりますが、そのまま腰に当て
続けて下さい。
炎症がおさまってきたら、温めて動きを出して機能を高めます。その炎症がおさまるタイミングで
すが、指の押し圧で痛みが出ない状況になったら切り替え時期になります。
温める効果は、血流量を増加させて痛みを出す物質を押し流す作用があります。
自宅でできる温熱とは?の説明をして参ります
熱湯にタオルをひたし、やけどをしないようにゴム手袋などを使って絞ります。必要な大きさにた
たんで、ラップかビニール袋に包み込んでから患部に乗せましょう。電子レンジで温めるホットパックや粘着シートや使い捨てカイロなども利用しましょう。
トウガラシエキスのハップ剤は長時間貼り続けると、かゆみやかぶれが起きますので、2~3時間
貼ったら、少し休憩や一晩は貼らないといった注意が必要です。
ただし、温めても楽に感じない時は、すぐにやめてください。炎症が残存している時は、温める
と悪化する事もあるからです。
温めるのか?冷やすのか?の基準は指先での押し圧による痛み加減になりますが、気持ちいいか
どうかも判断基準になります。
冷やす時と温める時とは
冷やす時
激痛の腰痛を起こした直後、痛い部分にほてりが生じている。
温める時
痛い部分のほてりがなくなり、動く範囲が増えた状況
最初は冷やす、次に温めるというのが原則です。まだ、冷やしている方が気持ちがいい場合は冷や
して下さい。温めてた方が気持ちがよければ、温めて下さい。
腰痛を克服するために知っておきたい脊椎の構造
それを知るには、背骨から腰へかけて、どのような仕組みになっているのかを知ることが大切です。
診察を受けた時、何を言われているのかわからない事がないように、ちょっと勉強してみましょ
う。
人は「脊椎動物」の一種ですから脊椎(背骨) があります。脊椎は、椎骨と言う骨とクッションの
役割をする椎間板から構成されております。その周囲に靭帯と様々な筋肉が周りを支えています。
首7個の頸椎から胸12個の胸椎、腰5個の腰椎さらに仙骨、尾骨まで柱状に連なった骨で構成され
ています。
腰痛はどのようにして起こるのでしょうか?
脊椎の中には脊柱管と言う、トンネルがあります。その中を身体の神経の根幹である脊髄が通っ
ています。この脊髄神経は首から下の身体の知覚と運動を支配しています。
脊髄神経はみぞうちの高さくらいで、円錐状をして形を変化させ細かく枝分かれします。そして、
腰の部分へと縦に走っています。その状態が馬の尻尾の様に見えるので、馬尾神経と言われており
ます。臀部(お尻)や下肢の運動や知覚を支配し、排尿や排便を調節します。
一方、脊髄の前からは、「前根」という運動神経が、後ろからは「後根」という知覚神経が左右
対になって枝分かれし、身体の各部分へ繋がっています。その神経の事を末梢神経と言います。