【頭痛】を知ることが、治療のスタート
例えば、眠時無呼吸症候群の場合は
毎晩のようにイビキをかいている人の中には、寝ている間に呼吸が時々止まって低酸素症を起こ
している人がいます。
睡眠時無呼吸症候群の場合
「睡眠時無呼吸症候群」という病気ですが、本人は気づいていない事が多いものです。
一晩の睡眠中に10秒以上の呼停止が30回以上見られる、あるいは1時間の睡眠中に5回以上の呼
吸停止が見られる場合を睡眠時無呼吸症候群といいます。
太りすぎが大きな原因です。首の周囲についた脂肪が、気道を狭くするために、グォーグォーと大
きなイビキをかき、時々ピタッと息が止まってしまいます。
その為、低酸素となり、頭痛が起こります。朝、目覚めた時に頭痛が強いのが特徴です。
無酸素の時に眠りが浅くなるので、疲れが取れずに、日中よく居眠りをします。
不整脈、高血圧、心不全、脳血管障害、突然死の原因の一つになります。
睡眠時無呼吸症候群の疑いがあれば、耳鼻咽喉科や呼吸器内科を受診して見ましょう。
{睡眠時無呼吸症候群自己チェック)
●毎晩、イビキをかいていると言われる
● 睡眠中に呼吸が止まる事があると言われる
●日中、眠くて辛い
●太っている
●だるい
●寝汗をかきやすい
●朝の目覚めがスッキリしない
●夜中に2回以上、排尿のために起きる
●しばしば、首を絞められたような窒息間で目覚める
●血圧が高い
極端な減食は頭痛を起こします
「やせたい」という願望を多くの女性が持っています。やせている=美しいと勘違いしているので
はないかと思うのです。
やせる方法として1番安易なのは、食べない事ですが、生きていく為には最低限必要なエネルギー
を摂取しないと、必ず様々な健康上のトラブルが起きます。
食事を抜いたり、お腹が極端に空くと、頭痛がすることがあります。食べる事と頭痛は何の関係
もないように見えますが、お腹が空きすぎると、低血糖の状態になり、頭痛が起きます。
食事の量を減らすと、エネルギー不足となり、必要な栄養の代謝活動が悪くなります。その為血
行が悪くなります。身体は冷え、肩こりも起きてきます。
そして頭痛も起きてくるのです
。
たとえやせてスマートになったとしても、肌は荒れ、顔色も悪く、頭痛もするようでは、意味があ
りません。
健康的にやせてこそ、美しさを手に入れる事ができます。
必要量は食べて、身体を動かして基礎代謝をあげるようにすれば、リバウンドのないダイエットが
できます。
目が疲れると現れる頭痛
あなたの頭痛は目に原因がある
私たちは近くのもの見たり、遠くのものを見たりする時、目の水晶体の厚みをを調整して自然に
ピントを合わせています。
ところが、遠視や乱視などでピントを合わせる筋肉(毛様筋)が酷使されると、頭の周りの筋肉も緊
張させ、緊張型頭痛を引き起こします。眼精疲労は引き起こす頭痛という訳です。
目がかすむ、まぶしい、涙が出る、目が赤くなる、肩がコル、吐き気がするなどの症状が見られ
ます。
対策として、きちんと検眼して、視力にあったメガネをかけ、仕事は根をつめずに、休みながら行
う事です。休みながら行う事です。目の上から蒸しタオルで湿布をするのも効果的です。
最近増えているのは、ドライアイです。コンピュータ作業でまばたきが減り、部屋もエアコンで乾
燥しているため、目が乾いてしまうのです。ドライアイになると、眼精疲労を起こし、頭痛が起き
てきます。
パソコンの画面を少し下げて、見下ろすようにしたり、適度な湿度を保つようにしましょう。目
薬、特に人工涙液を使うといいでしょう。
照明の周りに虹が見える緑内障は、目の圧力が高まる病気で、失明の危険があります。
視力が落ちて、頭痛と吐き気があったら、至急眼科にかかってください。
まぶたが垂れると、上目づかいとなり、額にシワをよせたり、首に無駄な力が入って、緊張型頭
痛のもとになります。これを眼瞼性頭痛といいます。
まぶたを矯正する手術を行う事もあります。眼科か形成外科を受診しましょう。
耳や鼻が原因
頭痛に現れる耳や鼻の病気の正体
耳や鼻の病気でも頭痛が起こる事があります。耳や鼻は、脳に近いだけに、炎症が起きると、影
響を受け、頭痛が起こりやすいのです。
一般的には、耳鼻科の病気は、耳が聞こえにくいとか、鼻が出る、鼻が詰まるといった症状が出
るので、それに伴って起きた頭痛は、原因がわかりやすいです。中には、原因不明の頭痛の原因が、耳や鼻の病気だったという事もあります。
鼻の病気で頭痛の原因になりやすいのは、急性副鼻腔炎です。鼻詰まりや膿のような鼻汁、発熱、
ほおの痛みに前頭部の痛みを伴います。前頭部の痛みは群発頭痛と紛らわしい激しい痛みで、身
体を前に傾けるとズキンズキンと更に強い痛みを起こします。
急性副鼻腔炎の治療を行えば、頭痛も治ります。
耳の病気で頭痛の原因となるのは、中耳炎の頭蓋内合併症、メニエール病などです。中耳炎の場
合は、耳の奥が強く痛むのでわかりやすいと思います。メニエール病は、めまいが起こると病気で、耳鳴りや聴覚障害を伴いますが、緊張型頭痛を伴う事があります。
顎関節症の場合
食べた後で、顎がだるくなる人の頭痛
顎が原因で起こる頭痛は顎関節症が考えられます。
ものを食べてたり、話した後に顎がだるくなったり、疲れたりします。口を開けづらく、口を開
け閉めすると音がするとか、顎を動かすと痛いと言った症状があります。
若い女性に多い病気です。
昔は、噛み合わせが悪いのが原因とされてきましたが、最近では、ストレスによる食いしばりや
歯ぎしりが原因とされています。
強いストレスがかると、知らないうちに歯を食いしばっている人が少なくないのです。
普通にしていると上の歯と下の歯は接触していないものです。上の歯と下の歯は接触していないも
のです。上の歯と下の歯がぶつかっているのが普通だと感じている人は、歯を食いしばる習慣が
ついてしまっていると言ってもいいでしょう、こういう人は緊張型頭痛も起こしやすい人です。
食いしばりグセを改め、ストレスを上手に解消しましょう。
治療は顎関節症に詳しい歯科医や口腔外科で診てもらいましょう。歯ぎしり防止のマウスピースの
ようなものをはめる治療法などがあります。