椎間板ヘルニアはどうやって対処する

腰痛はそもそも人間が二本足で歩き始めた事が、腰痛の原因と言われてます。が最近はワンちゃんでもヘルニアがあるっとお聞きします。単純に二本足で歩き始めたのが原因ではなく、活動時における腰部周囲の柔軟性の低下によって発生するものと考えます。

現代生活は機械が人間に変わって働いてくれます。生活はドンドン便利になっていますよね。反面、便利になればなるほど、かえって腰痛に悩まされる人が増えている現状があります。

腰痛を患うと、今まで何気に行っていた日常生活、あらゆる動作が不自由になります。

結果、精神的打撃も大きく、生活の質も著しく低下します。腰痛罹患者の多くは働き盛りの人に発生するために、社会的な損失も大きくなっています。

ところが腰痛でもっとも多いのは、レントゲンでも原因がはっきりしないもの。なかなか良くな
らない腰の痛みに苛立ちや不安を感じるかも知れません。

しかし、腰痛のほとんどは、正しい姿勢や適切な生活動作を身につけると痛みが良くなるのです。

そのためには、痛みを生じやすい動作を理解する事で、動作上の改善点がわかり、どのような姿
勢や生活動作が適切なのかが判断できます。その上で自己管理が出来るようになるんです。

今までは、どの姿勢が？生活動作が？適切で、不適切かについては十分説明されていませんでした。これでは、腰痛にお悩みの方が治療に戸惑うのは無理はありません。

ここから先は、腰痛タイプ別に適切な姿勢や生活動作、運動方法を解説して参ります。

何はともあれ背骨の自然なカーブを保つ事が、腰痛の治療と予防にとても大切であると事を
強調しておきます。一日も早く、背骨の自然なカーブを保つ方法を身につけて、上手に自
己管理しましょう。

危険な腰痛があります。

安静にしていても痛みがおさまらない、激しい腰痛の場合

身動きができなくなり、その痛みにショックを受けます。

『早く、お医者さんの所に行って治してもらいたい』思いますが、動けない状況で安静に
していると自然に痛みが治まってくる事がほとんどです。

しかし、中には一刻も早く病院に行かなければ行けない腰痛があります。それは、急激な
痛みとともに、脚に強いしべれや麻痺が出た時は、直ぐに救急車を呼びましょう。

事故や怪我の外傷性腰痛の場合は、程度により骨折の可能性もあります。脚が動かない、
感覚がない場合も、直ぐに医療機関に受診しましょう。

また、腰周囲の神経に障害が起きる場合は、しびれや麻痺のほかに、排尿、排便しにくさ
を感じます。椎間板ヘルニア、脊椎圧迫骨折、細菌感染からの脊椎炎、腫瘍性の疑いが生
じているので、直ぐに病院受診をしましょう。

そんなに激しくない腰痛の場合

腰痛と言っても、全てがぎっくり腰のように、急に激しく痛むものばかりではありません。
腰が重苦しい、だるいような鈍い痛みがある場合もあります。

じっとしていても痛む、痛みがしつこく続く、熱が出ると言った症状がある時は、腰痛の
陰に何か病気が隠れている可能性があります。

例えば、泌尿器系の病気(腎臓結石、膀胱炎、尿管結石など)、消化器系の病気(胃、十二指腸潰瘍など)、循環器系の病気(腹部大動脈瘤、大動脈塞栓など)、婦人科系の病気(子宮筋腫、卵巣のう腫など)やがんの転移(肺がん、乳がん)による事も考えられます。

上記の内容が頻発しませんが、腰痛きっかけで病気が見つかる時もあります。長く続く、しつこい腰痛は、内科や婦人科の先生に診てもらった方がいいですね。

 心配のない腰痛とは？

急に痛み出し、痛むのは腰だけの場合

一般的な腰痛は、足に痛みを伴わないものがほとんどです。レントゲン検査でも異常が認
められず明らかな原因が特定出来ないものです。

「ぎっくり腰」というのは急性の腰痛症です。ぎっくり腰は激しく痛むけど心配ない腰痛
です。

痛みの強い時期は、自分が一番楽な体勢になって安静に過ごす事です。無理に動くとかえっ
て痛みを増す結果になります。安静にしているのは短期間です。

腰痛症の多くは、長時間の同じ姿勢をとり続ける事や、姿勢の悪さが誘因となって痛みが
起きます。よって、体位を変えるや環境を整備するのは予防に繋がります。

良く痛みは運動不足によって筋力低下と言われていますが、実は運動不足はあるんですが腰部周囲組織の柔軟性の欠如が根本的な問題です。

鍛えすぎても痛みますし、赤ちゃんは腰痛を訴えません。老人の場合は筋力低下はありますが、筋トレで解決する事はありません。

日常生活の過ごす上で必要な身体を手に入れる必要がありますね。

休んでいれば楽になる腰痛の場合

激しい痛みはあるけど、休んでいれば痛みは楽になる状況は、心配ない腰痛です。

しかし、腰痛だけなのか、それとも脚に痛みやしびれを伴っているのかで、腰痛の原因は
大きく異なってきます。その原因によってケアも違ってきます。

腰痛だけではなく、足やお尻などに痛みやしびれを伴うのは、「椎間板ヘルニア」「脊柱
管狭窄症」が代表的ですね。
椎間板ヘルニアは、比較的若い人から中年までの幅広い世代に見られます。

脊柱管狭窄症は中高年から老年の人に見られる腰痛になります。どちらも神経が圧迫され
て、足やお尻に痛みやしびれを出します。

安静にしていると痛みは和らいできます。そこが危険な腰痛との違いです。

楽な姿勢で、安静にしていると自然に痛みが軽減されてきます。

しかし、ちゃんと原因に対してケアができないと完治が遠のき、又辛い症状を味わうことになります。

不安なままで日常生活を過ごす選択は多くの人が選んでいます。なぜならば、コルセットを巻き続けて過ごす人が多いからです。

ちゃんと原因を見つけ出し、ケアを施せば必ず結果が出る法則を理解してください。